犬・猫が水をよく飲むのは病気?
「最近、水を飲む量が増えた気がする」
犬や猫と暮らしていると、こうした変化に気づくことがあります。
暑い日や運動後など、一時的に飲水量が増えることはありますが、以前と比べて明らかに水をよく飲む状態が続く場合には、病気が隠れていることがあります。
特に、飲水量の増加とともに尿の量も増えている場合は、多飲多尿と呼ばれる状態が疑われます。
多飲多尿とは?
多飲多尿とは、1日に飲む水の量と尿の総量が増えている状態です。
トイレに行く回数だけでなく、実際の飲水量や尿量が増えているかどうかが重要です。
ご家族からは、
「水の減りが早くなった」
「何度も水を飲みに行く」
「おしっこの回数が増えた」
「ペットシーツが以前より重い」
「夜中にも水を飲むようになった」
といった変化として気づかれることがあります。
犬・猫が水をよく飲む原因
多飲多尿を起こす病気は一つではありません。
代表的なものとして、
・腎臓病
・糖尿病
・副腎や甲状腺などのホルモン疾患
・肝臓の病気
・子宮蓄膿症
・高カルシウム血症
・一部の薬剤の影響
などがあります。
犬と猫では多い病気が異なり、年齢や性別、避妊・去勢の有無などによっても考えるべき原因は変わります。
そのため、「水をよく飲む=腎臓病」と決めつけることはできません。
どのくらい水を飲んだら多い?
飲水量は、体重や食事内容、気温などによって変わります。
ドライフードを食べている子は、ウェットフードを中心に食べている子よりも水を多く飲む傾向があります。
そのため、単純に「何回水を飲んだか」だけで判断するのは難しく、普段と比べて増えているかどうかがとても重要です。
ご自宅で確認できる場合は、1日にどのくらい水を飲んでいるかを測っておくと、診察時の参考になります。
水をよく飲むときに一緒に確認したい症状
飲水量の増加に加えて、
・体重が減ってきた
・食欲が増えた、または低下した
・元気がない
・嘔吐や下痢がある
・尿の回数や量が増えた
・尿の色やにおいが変わった
・お腹が張ってきた
などの変化がないか確認してみてください。
こうした症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
どんな検査をする?
多飲多尿が疑われる場合は、身体検査に加えて、
・血液検査
・尿検査
・必要に応じて超音波検査やレントゲン検査
などを行い、原因を調べていきます。
特に尿検査は、腎臓の働きや尿路の状態を評価するうえで重要な検査です。
症状や年齢によっては、追加でホルモン検査などを行うこともあります。
下関市で犬・猫の飲水量が気になる方へ
「以前より水を飲むようになった気がする」という変化は、ご家族だからこそ気づける大切な情報です。
一時的な変化であることもありますが、病気の初期サインである場合もあります。
水を飲む量や尿量の変化が続いている場合は、早めにご相談ください。
下関市で犬・猫の多飲多尿や飲水量の増加が気になる際は、しものせき動物病院までご相談ください。
しものせき動物病院
院長 國廣 拓也

